1998年4月、千葉県流山市・江戸川台。
私は夫と共に、花屋「花・みずの」をオープンしました。
「暮らしに花を、心に彩りを届けたい」――そんな想いだけを胸に、右も左もわからないまま、夫婦二人三脚で始めたお店です。
地域の皆さまの温かさに支えられながら、少しずつ、花屋としての道を歩み始めました。
そして2016年、人生を共にしてきた夫が病に倒れ、旅立ちました。
突然の喪失。
お店を閉じようかとも思いました。
「これから一人で、子育てをしながら続けていけるのだろうか」
心も体も限界に近づき、先の見えない日々が続きました。
そんな中でも、私を動かしたのは「花」でした。
一輪の花が誰かの心に希望を灯す瞬間。
「ありがとう」「元気が出たよ」――お客様の何気ない言葉に、また前を向こうと思えたのです。
もっと花の力を深く知りたい、もっと確かな技術で応えたい――。
2011年にはエコール・ド・ブッケ・フランセにて上級プロ養成講座を修了し、
2012年には日仏フローラル芸術協会の認定講師資格を取得。
技術と心の両面で、花と向き合う覚悟ができました。
こうして「花・みずの」は、新たな一歩を踏み出しました。
ギフト制作に加え、パリスタイルのフラワーレッスンや出張講座も展開。
企業、病院、学校など、多くの方々と信頼関係を築きながら、
「思いを花に、心に届ける」仕事を続けています。
20年以上にわたり、流山市を中心とした地域で、
お祝い、お悔やみ、日常の彩りまで、幅広いニーズにお応えしてきました。
今では、新鮮な花材と丁寧な制作にこだわりながら、
どなたでも「花のある暮らし」を楽しめるように、わかりやすく親しみやすいサービスを心がけています。
「ギフトをもっと身近に」――その願いのもと、ご家庭用のお花からビジネスシーンの装花まで幅広く対応しています。
地域密着で、顔の見える関係を大切に。
それが「花・みずの」の原点であり、これからも変わらない姿勢です。
花の力は、人生のあらゆる場面で、心にそっと寄り添ってくれます。
私がそうだったように、誰かの心に灯りをともすことが、あなたにもきっとできます。
あなたが誰かに想いを伝えたいとき。
日々の暮らしに彩りを添えたいとき。
「花・みずの」は、そのお手伝いをさせていただきます。
どうぞ、いつでもお気軽にお問い合わせください。